2020年5月25日月曜日

コピペ 言葉を「虐待」してきた安倍首相 連発しても重みなし

日曜に想う

 本腰を入れたものより、戯れのようにやっていたものの方が後世に残ることがある。たとえば久保田万太郎は本業の戯曲や小説より、「余技」だと言っていた俳句によって今はよく知られる。〈湯豆腐やいのちのはてのうすあかり〉

 アベノミクスよりもアベノマスクの方が後々、人の記憶に残るように思う。片や長期政権の屋台骨をなす経済政策であり、もう一方は側近官僚の思いつきとされる。だが巷(ちまた)の秀逸なネーミングも相まって、冗談めいた奇策と、首相ご当人の着装の印象はなかなかシュールだ。

 むろん万太郎の句はすぐれているから名が残るのであり、不人気なマスクとは逆の話。ともあれ窮屈なマスク顔で、あるいはマスクを外して、安倍晋三首相は様々に語りかける。しかし言葉が心に響いたという話はあまり聞かない。

 言葉を弾丸にたとえるなら、信用は火薬だと言ったのは、作家の徳冨蘆花(ろか)だった。火薬がなければ弾は透(とお)らない、つまり言葉は届かない、と。数を頼んで言葉への横着を重ねてきた首相に、もはや十分な火薬があるとは思われない。弾も自前ではなく大抵は官僚の代筆である。


 丁寧、謙虚、真摯(しんし)、寄り添う、といった言葉をさんざん「虐待」してきたのはご承知のとおりだ。いま、危機のときに言葉が国民に届かず、ひいては指導力が足りないと不満を呼ぶ流れは、言葉に不誠実だった首相が、ここにきて言葉から逆襲されている図にも見えてくる。

     ◇

 1年前、元号は令和に替わった。選考の過程で、国書を典拠にしたかった安倍首相は「万葉集っていいね」と語ったという。令和の出典と同じ万葉集の巻五には「大和の国は……言霊(ことだま)の幸(さきわ)う国」という名高い詩句がある。言葉に宿るゆたかな力で栄える国、という意味だ。

 万葉の昔から時は流れて、政体は民主主義へと変遷した。民主政治は血統や腕力ではなく言葉で行われる。リーダーを任ずる者なら、自分の言葉を磨き上げる意欲を持ってしかるべきだろう。

 ところが首相には、言葉で合意をつくったり、人を動かそうとしたりする印象がない。数で押し、身内で仕切れば言葉はもはや大事ではなくなるのか。国会では早口の棒読みか不規則発言。スピーチなどは「国民の皆様」と慇懃(いんぎん)だが、中身は常套句(じょうとうく)の連結が目立ち、「言霊」を思わせる重み、深みは感じられない。

 作家の故・丸谷才一さんが14年前、安倍氏が最初に首相に就いたときに、新著「美しい国へ」の読後感を本紙で述べていた。「一体に言いはぐらかしの多い人で、そうしているうちに話が別のことに移る。これは言質を取られまいとする慎重さよりも、言うべきことが乏しいせいではないかと心配になった」

 辛口の批評だが、老練な作家の洞察力は、後に多くの人が気づく「首相の言葉の本質」をぴたりと言い当てている。

     ◇

 家ごもりの一日、版元から頂戴(ちょうだい)していた梶谷和恵さんの詩集を手に取った。巻頭に置かれた「朝やけ」と題する3行の短詩に、いきなり引き込まれた。

  どうしよう、

  泣けてきた。

  昨日は 続いている。

 明けゆく空を見て湧く感動とも、昨日をリセットできない屈託とも読める。

 後者と想像すれば、今の多くの人の心情を表しているかのようだ。コロナ禍の緊急事態宣言が解除されても翌日すべてが変わるわけではない。長期休校が続く子、収入の絶えた人、資金繰りに悩む経営者——誰もが事情を抱えながら閉塞(へいそく)感のなかで次の朝を迎えている。第2波への恐れも社会を陰らせている。

 そうした状況に向けて、首相は強い言葉をよく繰り返す。「躊躇(ちゅうちょ)なく」は連発ぎみだし、ほかにも「積極果断な」「間髪を入れず」「一気呵成(かせい)に」など色々ある。「力の言葉」を、「言葉の力」だと勘違いしてはいないか。

 川を渡る途中で馬を替えるな、は危機を乗り切る常道だ。しかし「コロナ後」という時代の創出は、新しいリーダーを早く選び出すかどうかの選択から始まろう。すべては民意にゆだねられる。(編集委員・福島申二)


2020年5月3日日曜日

コピペ 「コロナ自警団」はファシズムか 自粛要請が招いた不安

 新型コロナウイルスの感染拡大で、政府による外出自粛の要請が長引き、「自粛」に従わない人を責めるような風潮が強まっている。10年にわたって「ファシズムの体験学習」に取り組んできた甲南大学の田野大輔教授(50)は、こうした動きも、「ファシズム」と無関係ではないとみる。どういうことなのか。

拡大する写真・図版「ファシズムは気持ちいいからこそ危ないと知ってほしい」などと語る田野大輔教授=大阪市

たの・だいすけ 1970年生まれ。京都大学博士(文学)。専攻は歴史社会学、ドイツ現代史。2021年3月まで、ドイツ・ベルリンで研究中。著書に「ファシズムの教室」「愛と欲望のナチズム」など。

 ——新型コロナウイルスの感染者が発生した大学に脅迫電話をかけたり、県外ナンバーの車に傷をつけたりする「コロナ自警団」のような人たちが現れています。なぜだと思いますか。

 「『自粛』要請に従っていないように見える人たちを非難する行動は、『権威への服従』がもたらす暴力の過激化という観点から説明できます。政府という大きな権威に従うことで、自らも小さな権力者となり、存分に力をふるうことに魅力を感じているのです。

 みんなで力を合わせて危機を乗り切ろうとしている時に、従っていない人は和を乱して勝手な行動をとっているように見えます。『コロナ自警団』のような人たちは、異端者に正義の鉄槌(てっつい)を下すことで、普段なら抑えている攻撃衝動を発散しているわけです。ファシズムの根本的な特徴を体現しているといえます」

ここから続き

 ——ファシズムですか。

 「そうです。私は、権威への服従と異端者の排除を通じた共同体形成の仕組みのことをファシズムと呼んでいます。こうした『自警団』的な行動は、今回の『コロナ禍』のように、社会に大きな不安が生じたときに生じやすい。公的な対策が不十分な中で、多くの人が自己防衛の必要にかられ、他人に過度の同調を要求するようになります。政府が『自粛』要請という形で、個々人に辛抱を強いることで問題を解決しようとしていたことが、結果的に人々の不安を増大させ、異端者への激しい非難を引き起こしたともいえるでしょう」

 ——ファシズムは、独裁的な権力のもとで生じるものなのでは。

感情揺さぶられ、いら立つ学生も

 「ナチスの研究でも、以前はそのような見方が一般的でした。しかし、この30年あまりの研究で、必ずしもそうではないということが明らかになってきました。人々は、上からの命令に無理やり従わされているわけではなく、自分の欲求を満たすため、進んでそれに従っているのです。ファシズムは、支持者にとって気持ちがいいもの、魅力的なものだったのではないでしょうか。学校でのいじめや新興宗教の洗脳、SNS上のヘイトスピーチなど、身近なところにもファシズムの仕組みがあると考えていいでしょう」

 ——2010年から、大学で「ファシズムの体験学習」という授業を実践されています。

 「授業では、教室でファシズムの成り立ちを学んだ後、約250人の受講生が白シャツとジーパンという『制服』を着て、グラウンドで屋外実習を行います。そこで、『ハイル、タノ!』の敬礼で指導者に忠誠を誓い、カップルを取り囲んで『リア充爆発しろ!』と糾弾します。

拡大する写真・図版ファシズムの体験学習で、統一された服を着て行進をする学生たち=神戸市の甲南大学、2018年6月14日、小川智撮影

 糾弾されるカップルは、あらかじめ仕込んだサクラの学生です。受講生たちが暴走しないように対策を講じていますし、耐えられないと感じた人は途中で抜けてもいいと伝えています」

 ——私も2018年に、授業に参加させてもらいました。自分の声が大勢の声と一体化してしまい、「何でも言えるな」という気持ちになりました。

 「指導者の命令に従って集団で行動していると、責任感がまひしてしまうのです。そして、集団から外れている異端者を排除したくなります。

 屋外実習の際、周囲のやじ馬の学生が乱入してきて、最前列で大きな声を出していたことに気づきましたか。

 毎回、集団の熱狂に感化されて、糾弾に加わる学生が現れます。機会に乗じて大騒ぎし、欲求を発散しているわけです。集団の力の怖さがよく表れています。

 さらに怖いのは、そんなやじ馬の行動に対して、受講生の間に『ふざけて加わってくる人が許せない』という感情が生まれることです。『制服を着ていないくせに入ってくるなという気持ちになった』という学生もいました。もちろん、そうした感情の意味もその後の授業で解説し、ファシズムの危険性に対する免疫をつけてもらうようにしています」

 ——授業で一番印象に残っていることは。

 「やじ馬の乱入に特に表れていますが、最初はネタとして始めたことでも、人々の感情を動員できてしまうということですね。この授業はナチス式敬礼をしたり、『リア充』を糾弾したりという、ネタ的な要素で成り立っています。それでも、受講生の中には感情を揺さぶられる人がいて、ちゃんとやらない人にいら立つといった規範の変化が生じます。

想像力が歯止めに

 今、ツイッターなどSNSを中心に、ネタ的なコミュニケーションが広がっています。最初は距離を取って冗談半分でやっていても、だんだんと気持ちよくなってきたり、達成感を感じ始めたりすることがあるわけです。誰かを排除することに深くコミットしていないつもりでも、安全ではありません」

 ——SNSでも、「コロナ自警団」のような書き込みが見られますね。どうすれば、ファシズム的な言動を避けられるでしょうか。

 「ファシズムの体験学習の受講生の中にも、糾弾されるカップル役の学生がかわいそうだと感じる人がけっこういます。相手も自分と変わらない学生であり、もしかしたら自分がその立場にいたかもしれない——という想像力が、糾弾をためらわせる歯止めになります。

 ナチスの時代にも、抽象的なユダヤ人には敵意を抱く一方、近所に住むユダヤ人には親しみを感じていた人が多くいました。具体的な血の通った人間に対しては、危害を加えることは困難です」

 ——ドイツでも、コロナを巡って特定の人たちを責めるような言動があるのでしょうか。

 「当初、一部でアジア人への差別的な言動が生じましたが、感染が拡大してからは、そうした動きはありませんね。早い段階で、政府が外出制限・休業補償などの対策を打ち出し、国民の支持を得たからでしょう。テレビや新聞の報道でも、感染を個人的な問題ととらえる視点が全くありません。個々人に責任を押し付けようとする日本とは対照的です。

 日本では、政府が『自粛』要請というあいまいな対策で危機をやり過ごそうとしたために、多くの人々の間で不安が高まっていますが、それが異端者をたたこうとする言動につながっているんだと思います。これを防ぐには、人々の不安を解消できるような明確な対策を打ち出すしかありません」(聞き手・杉原里美)

     ◇

 たの・だいすけ 1970年生まれ。京都大学博士(文学)。専攻は歴史社会学、ドイツ現代史。2021年3月まで、ドイツ・ベルリンで研究中。著書に「ファシズムの教室」「愛と欲望のナチズム」など。


2020年2月23日日曜日

新型コロナ終息せず、五輪中止のシナリオも用意せよ コピペ

舛添 要一
武漢の病院で治療に従事する医療スタッフ。防護服にゴーグルをし、隙間はテープでマスキングしている(写真:新華社/アフロ) © JBpress 提供 武漢の病院で治療に従事する医療スタッフ。防護服にゴーグルをし、隙間はテープでマスキングしている(写真:新華社/アフロ)

(舛添 要一:国際政治学者)

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。中国では、21日現在で、死者2236(+118)人、感染者7万5465(+889)人。感染者が2000人を下回ったのは3日連続だが、実は、中国当局はまた統計方法を変えている。先日、PCR検査のみならず、診断結果のみの判定も加えたが、昨日から再度PCR検査での数字のみにしたのである。

 統計に継続性がないというのは問題で、実態がよくつかめなくなる。そのため、いつピークアウトするかは、まだ読めない。

 日本では、横浜港に停泊中のクルーズ船から、陰性の乗客が下船を始めたが、船内での感染が拡大する一方であり、21日13時現在で634人にも上っている。

 これに加えて、チャーター機帰国組が14人、その他の感染者が83人であり、その半分は感染源、感染経路が不明な患者である。国内感染者の合計感染者数が731人と膨れ上がっている。

 この700人以上という数字を見ると、世界は、日本が「第二の中国」、「第二の武漢」になりつつあると思うのは当然である。タイ、韓国、ブータン、イスラエルなどは、自国民に日本への渡航を自粛するように指示を出している。

東京五輪中止ならロンドン五輪?

 3月1日に行われる予定であった東京マラソンは、一般参加を取りやめ、エリート選手のみで開催することとなった。更衣室、スタート地点、応援などの場で濃厚接触がありうるので、賢明な判断であろう。

 次の問題は、東京オリンピック・パラリンピックである。ロンドンでは5月に市長選挙が行われるが、カーン市長(労働党)と対抗馬のベイリー候補(保守党)は、東京開催中止の場合、ロンドンで代替開催する用意があると表明した。

 ロンドンは2012年五輪の開催地であり、私も都知事のときに、東京開催の参考にするために視察したことがある。競技施設も整っており、また様々なインフラも整備されているが、選手村は民間のマンションに改装されているし、メインスタジアムなど規模を縮小した施設もある。

 したがって、あと数カ月の準備で代替開催というのは無理がある。要は、ロンドン代替案が出るほど、東京の「危険性」が世界に拡散されているということである。

 とりわけ、クルーズ船での感染者が600人を超え、海外から「ウイルス培養シャーレ」と揶揄されるような状態が、いかに日本のイメージダウンにつながったかということである。

岩田健太郎氏は新型インフルでも活躍

 その点に関して、クルーズ船内に入った神戸大学の岩田健太郎教授の告発動画が大きな反響を呼んだ。私は、岩田をよく知っている。新型インフルエンザのときに、厚労大臣として対応に当たった私に彼が貴重なアドバイスを与えてくれたおかげで、正しい判断と適切な措置ができたのである。

 厚労大臣の私は、日々、役人のサボタージュや医系技官や薬系技官の嘘に悩まされていた。幸いに、東大で教鞭をとっている時代に医学部の学生を相手に授業をしていたため、多数の教え子が医療関係者におり、そのネットワークを活用し、正確な情報を得ることができた。

 実は、政府の新型インフルエンザ対策本部には専門家諮問委員会が設置されたが、首相官邸はメンバーを教授以上の肩書きの者に限定した。そのため、若手の専門家や既存の医療エスタブリッシュメントに反対する者の意見は遮断されてしまった。

 私は、東大医学部の教え子たちに依頼して、セカンドオピニオンを取り入れる必要があると判断し、神戸の現場の病院を指揮する岩田健太郎、国立感染症研究所の森兼啓太、東大医学部感染症内科の畠山修司、自治医科大学感染症学部門の森澤雄司の4人に集まってもらった。彼らは、常日頃から既成の権威に対して堂々と反論してきた勇気ある専門家であった。

 これを厚労大臣直属のアドバイザリー・ボードとして設置し、私の大臣室に集まってもらって意見を聞いたのである。

 岩田は、今回のクルーズ船動画に見られるように、問題点を率直に述べるタイプの研究者であり、新型インフルエンザ治療のときも、現場体験から、「軽症であれば、インフルエンザは自然に治る。こちらに入れ込み、心筋梗塞などの命に関わる病気の治療をおざなりにするのは本末転倒である」と強調したのである。

 このような見解に耳を傾けることによって、私は、行動計画の柔軟な適用をすることができた。もし、この私的諮問機関がなければ、病院はパンクして、重症者のケアができなくなっていただろう。様々な意見を取り入れることがいかに重要かということである。

 そこで、今回、岩田の動画を見て、これは広く国民に知らせる必要があると思い、19日朝に自分のSNSで拡散したのである。その結果、マスコミや国会でも広く取り上げられたが、20日には岩田自らが動画を削除してしまった。本人は、動画が十分に役割を果たしたので、削除したということであるが、医学界、厚労省、政界などのエスタブリッシュメントからの圧力を感じたのではあるまいか。

 岩田が言うように、政策決定過程が明確でないこと、指揮命令系統も不明なことが問題である。また、感染ゾーンと非感染ゾーンとの区別が明白ではなく、船内感染者に関する情報も開示されていなかった。岩田の批判を受けて、この点についての情報は開示されたが、役所の情報隠匿体質は相変わらずである。

遅きに失した専門家会議の立ち上げ

 そして、専門家会議の立ち上げが遅れたことは致命的である。

 2009年前の新型インフルエンザのときは、4月24日に北米で発生してから4日後の28日には、政府は対策本部を立ち上げ、5月1日には専門家諮問委員会を設置した。

 ところが、今回は、昨年12月8日に武漢で初の症例が報告され、1月16日には日本で初の感染者が出たにもかかわらず、対策本部の初会合は1月31日である。

 そして、専門家会議が設置されたのは2月14日であり、その初会合は16日である。国内初感染から1カ月も浪費している。2月13日に、神奈川県の80代の女性が死亡、つまり国内で初の死者が出たので、慌てふためいて専門家を召集したような感じである。

 この危機感のなさ、危機管理体制の不備は厳しく批判されねばならない。新型インフルエンザのときは、5月9日にアメリカから帰国した高校生らの感染が確認されたが、わずか1週間後の16日には、感染経路の不明な患者が発生している。今回は、1月16日の初の国内感染者確認から4週間後の2月12〜13日頃から感染源不明の感染者が続出し始めている。

 以上のように、対策が後手後手に回っているのが今回の危機管理の失敗である。

海外で定着「日本は第二の武漢」のイメージ

 クルーズ船は2月3日に横浜に寄港している。もし、専門家会議をそれ以前に立ち上げていたら、世界が呆れるような酷い結果にはなっていなかっただろう。さらに言えば、クルーズ船は未知の経験であり、特別に対策チームな専門家委員会があってよい。

 そこには、感染症専門家のみならず、国際法や船舶の専門家も入れるべきである。ダイヤモンド・プリンセス号はイギリスの船であり、運用はアメリカの会社が行っている。旗国主義などについては、国際法の専門家に諮る必要がある。また、船舶の構造、内部の生活環境などについては、船舶のエキスパートに聞くべきである。

 クルーズ船に関する特別専門員会があれば、途中で「ウイルス培養シャーレ」と呼ばれる状況になったときに、柔軟に方針を転換できたであろう。船内で働いている医療関係者や政府職員らの苦労は多とするが、政府の司令塔不足、対策の遅れは問題である。

 以上のような状態は、先述したように、東京オリンピック・パラリンピックの開催に暗い影を投げかけている。

『ヒトラーの正体』(舛添要一著、小学館新書) © Japan Business Press Co., Ltd. 提供 『ヒトラーの正体』(舛添要一著、小学館新書)

 SARSは2002年11月16日に最初の症例が中国で出て、2003年7月5日にWHOが終息宣言を出している。SARSに似ているとされる今回の新型コロナウイルスは、12月に発生したので、SARSと同じなら8月まで続くことになる。しかも、日本は「第二の武漢」だというイメージが世界に拡散している。

 このような状況が続けば、有力選手の参加中止表明など、東京五輪の先行きが悲観的になってこよう。

 世界が協力して何とか新型コロナウイルスを封じ込めねばならないが、予断は許さない。残念ながら、五輪中止というシナリオも用意しておかねばならない状況になりつつある。


2020年1月1日水曜日

ウルトラQ

 ウルトラQのブルーレイ(北米版)が3千円台で買えるので、興味のある方は、Amazonで検索してみてください。

 画像はHDなのでモノクロだけどクリア、音は妙に広がりがありクリアです(個人の感想です)。英語字幕はメニュー画面で消せます。

 国コードが日本以外に設定できるプレイヤーでしか再生できません。PS3・PS4・ソニーのブルーレイプレイヤーでなら再生可能(私のは最安のBDP-S1500)です。パイオニアでも再生可能な機種があるようです。レコーダーでは再生できないようです。

 検索ワードは
ウルトラQ コンプリート ブルーレイ [Blu-ray リージョンA](輸入版)   
です。スチールブック仕様と通常版、どちらが安いかは日々変化しますので、検索結果で確認を。
 
 同じシリーズで、ウルトラマン(初代)とウルトラセブンも3千円台位で買えます。セブンは5千円台のこともあるので、より安く買えるアメリカ発送品も選択肢に(私はこれで買いました)。いずれも、日本版より一桁安く買えるなんていい時代になりましたね〜ホントは、日本が商売下手過ぎる気がしますが。高すぎて売れないんじゃ、意味ありません(銀河鉄道999のTVシリーズとか)。

 古い特撮好きの方向けのお知らせでした。

2019年12月8日日曜日

コピペ 高校の政治経済の教科書を参考に、桜を見る会問題の説明から逃げ回る安倍首相に上手な幕の引き方を提案してみた

◆説明から逃げ回る安倍首相によって議院内閣制が危機に

 11月8日の参議院予算委員会における田村智子議員(日本共産党)の質疑から始まった安倍首相の「桜を見る会」問題について、11月13日付「桜を見る会問題が示す、自民党の本質。そして、有権者に突きつけられる選択肢」(HBOL)で、公職選挙法違反の疑いが濃いと指摘しました。それから1か月近く経ち、新たな疑惑や問題が続々と出てきています。それらについては、毎日新聞の特集ページが詳報しています。

 この間、安倍首相と政府与党が説明から逃げ回ってきたことから、この問題はより重大になってきました。安倍首相は、国会と記者への説明を基本的に菅官房長官に丸投げし、自らは説明への反論がなされにくい場で、3回説明しただけでした。すなわち、11月15日の番記者に対する2回のぶら下がり取材と、12月2日の参議院本会議です。国会の委員会や官邸の会見場での質疑応答には応じていません。

 そのため、税金の私物化に対する「安倍首相の説明責任からの逃避」という問題に発展してきたのです。安倍首相は、予算執行に対する最高責任者であるというだけでなく、自らが直接的に関与した予算執行の説明を求められているのです。

 これは、公職選挙法の違反よりもはるかに重大な問題です。なぜならば、内閣総理大臣としての務めを果たそうとしないことだからです。職務放棄や敵前逃亡と批判されても仕方のない状況です。

 それにもかかわらず、与党の自民党・公明党議員たちは、安倍首相を批判するどころか、かばい立てしています。これは、議院内閣制における与党議員としての役割を放棄することを意味し、議院内閣制の危機でもあります。議院内閣制の長所は、首相が大きな問題を起こしたとき、首相に国会で説明させたり、次の選挙を待たずに首相を辞めさせたりできることにあるからです。

◆今こそ読み返して欲しい高校教科書

 安倍首相と自民党・公明党議員の皆さまは、議院内閣制の原則について、まったくご存知ないようです。それでは、内閣を預かり、与党を構成し、法律と予算を執行することに、大きな不安を抱かれていらっしゃることでしょう。そこで、今からでも遅くないので、こっそり勉強できるように、本欄でご説明申し上げましょう。

 使うのは、高校の政治・経済の教科書(実教出版の文部科学省検討済み教科書)です。残念ながら、必修科目でないことから、安倍首相と自民党・公明党議員の皆さまは、書かれていることをご存知ないのでしょう。中学校でしっかり行う日本史を、高校でも必修化しているから、政治・経済を学ぶ時間がないんですよね。萩生田文部科学大臣には、高校の日本史を必修から外し、政治・経済を必修科目にしていただくよう、この場を借りてお願い申し上げます。

 さて、内閣総理大臣の役割について、教科書は「内閣の首長として、他の国務大臣の上位にあり、内閣を統括し代表する」と書いています。その「内閣は、国会に対して連帯して責任を負う」ことになっています。国会は「全国民を代表する選挙された議員」で構成されています。

 つまり、内閣総理大臣は、行政の事務について、国民の代表である国会に対して、説明する責任があるのです。一般的な行政の事務についてすら「統括し代表する」責任を負っているのですから、安倍首相自らが関与した行政の事務については、他の大臣や行政官に説明を代行させてなりません。

 国会審議については「官僚が質疑・答弁のシナリオを作成するなど、審議を形だけのものとするような慣行が続いてきた。こうした事態は、官僚支配ないし官主導社会などと呼ばれ、政治・行政改革の根本的な課題とされてきた」と説明されています。

 ですから、安倍首相には、国会委員会はもちろんのこと、可能であれば野党の追及本部ヒアリングにも出向き、疑念を払しょくすることが求められます。少なくとも、自らへの疑念の説明について、部下の官僚にすべてを丸投げする姿勢は、いただけません。教科書が指摘する「官僚支配」につながることから、安倍首相が政治のリーダーシップを発揮すべきです。

 教科書は、与党議員の皆さまに対して「与野党の国会対策担当者のあいだで議事運営があらかじめ取り決められることも多いなど、不透明な国会運営もみられる(いわゆる国対政治)」と指摘しています。

 桜を見る会問題では、野党が透明な国会運営を申し入れているのに対し、与党が審議拒否を繰り返すなど、不透明な国会運営に固執しています。参議院規則第38条に基づく、参議院での予算委員会開会要求も、委員長が応じようとしたにもかかわらず、与党の国会対策委員会が突っぱねています。

 さらに、教科書は「官主導社会を転換し、行政の透明性を確保することが、日本の重要な課題」であり、その観点から「1999年には中央省庁のすべての行政文書を対象とした情報公開法が成立した」と説明しています。

 桜を見る会問題では、国会議員の資料要求の直後に、公文書をシュレッダーにかけてしまったという信じがたい事態が発生していることから、行政の透明性に関しても、重大な問題になっています。

 教科書は、議院内閣制について「国民を代表する議会がつねに政府をコントロールできるという利点がある。しかし、政党政治のもとでは、多数党が立法権と行政権をともに掌握することとなり、行政に対する民主的コントロールが有効にはたらかないことになるという問題点もかかえている」と、解説しています。

 このように高校の政治・経済の教科書に照らせば、安倍首相と与党の自民党・公明党は、議院内閣制の「問題点」ばかりを示している内閣と与党となるのです。

◆安倍首相と与党は何をすべきか

 まず、野党からの40日間の会期延長に応じましょう。政府与党にとっての重要議案は、ほとんど処理したはず。会期延長をして、桜を見る会問題だけでなく、すべての委員会で様々な政策課題を議論しましょう。官僚の皆さんは、予算編成の大詰めを迎えてお忙しいならば、議員同士の自由討議をしてもいいし、各地の現場を視察してもいいでしょう。国会の委員会として、各地の現場でヒアリングすれば、次年度の予算審議に役立つでしょう。

 次に、桜を見る会問題で集中審議をしましょう。与党の皆さまが、予算委員会をその場にしたくないならば、国家基本政策委員会を活用すればいいのです。そこで、党首討論だけでなく、各党の議員に質疑者となってもらい、大臣・副大臣・政務官の政治家たちが答弁すればいいのです。国家基本政策委員会ならば、衆参合同での開催が当たり前ですから、衆参の重複も解消できます。

 安倍首相が外遊で国会を留守にしている間は、専門家や関係者から参考人ヒアリングをしましょう。桜を見る会問題ならば、安倍昭恵夫人やご友人といわれるケータリング事業者、ホテル事業者、旅行代理事業者だけでなく、公職選挙法や行政法に通じた専門家も招き、与野党で共通認識をつくるといいでしょう。もちろん、他の委員会でも、それぞれの専門家などを招き、活発に参考人ヒアリングをするといいでしょう。

 野党から要求されている資料は、憲法で規定された国政調査権を活用し、委員会として資料要求を決定しましょう。こうなったら、政府や関係者に、情報を洗いざらい出してもらいましょう。

 そして、できれば早急にすべての疑念に対し、公文書などの証拠付きで徹底説明し、年内にこの問題の幕引きを図りましょう。証拠付きで徹底説明し、一切の疑念が晴れれば、安倍首相も与党の皆さまも、スッキリ気持ちよく新年を迎えられるはず。攻めの国会審議と情報公開で、野党やマスコミをギャフンと言わせましょう。

 安倍首相は何の問題もないと言っているのですから、政府与党は首相の言葉を信じて、徹底した説明とその証拠さえ出せばいいのです。そうすれば、安倍首相の全面勝利で支持率が急上昇し、悲願の憲法改正も夢ではありません。安倍首相の乾坤一擲のご英断、お待ち申し上げております。

<文/田中信一郎>

【田中信一郎】

たなかしんいちろう●千葉商科大学准教授、博士(政治学)。著書に『国会質問制度の研究〜質問主意書1890-2007』(日本出版ネットワーク)。また、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(扶桑社)では法政大の上西充子教授とともに解説を寄せている。国会・行政に関する解説をわかりやすい言葉でツイートしている。Twitter ID/@TanakaShinsyu

2017年6月4日日曜日

ワイドナショー

熊本のネタをよく取り上げてくれる嬉しい番組です。


バスケットボールの熊本ヴォルターズに年間密着してくれて、おかげで観客動員数は大幅に増えたようです。


残念ながらリーグ昇格はならなかったものの、メンバー数はギリギリ・震災で練習場所の確保もままならない中での素晴らしい頑張りを見せてもらいました。


来期も盛り上がり継続に期待します。



阿蘇ロック開催できたんですね〜


アスペクタでフェス出来るくらいに回復してるなんて感激。

去年参加予定だったアーティストの全員がスケジュールを合わせて参加なんて嬉しいことですね。

WANIMAがいるってのも素晴らしい。

2017年1月29日日曜日

泥棒に泥棒の見張りはムリ

横浜市の教育長によると「150万円のおごりをいじめと認定するのは難しい」そうです。


きっと、この人の周りでは金銭の授受や、ゆすりたかりは日常茶飯事なのでイリーガルであるとの認識がないのでしょう。


教育委員会なんてろくなものじゃないというイメージを裏切りませんね。


もし仲間内では常識でも、それを世間に対して発言して受け入れられると考えるなんて、職務に対して不適格ってことでしょう。


こんな腐った教育長がいることが明るみに出たことが、この件に関して唯一の成果?

残念なことに。


ゆすり、たかり、傷害を犯罪だと教えない親も学校も恐ろしいです。


第三者委員会が以前学校側が集めた資料を見ただけで、何ら新たな調査をせずに判断を下しているのは、第三者とやらを入れた意味がないのでは。


泥棒の見張りの泥棒を調べるはずの人までがグルになっているとしか。