2009年11月1日日曜日

「沈まぬ太陽」

今日は、危険物取扱者乙四の試験でした。
思いのほか早く、35分で退出したので(決して出来が良い訳ではありません)、映画が安い日でもあるし、観に行きました。

上映時間3時間30分(途中休憩10分を含む)には正直ひるみましたが、待ち時間が一番少ない作品だったこともあり、入りました。

日曜日の上に安い日でもあるせいか、今まで見たことのない盛況ぶりでした。
(いつも、平日の安い日に行くので、ひどい時は他に2人しかいないこともありました)

ご存知かとは思いますが、全編が痛々しいストーリーです。
ひたすら逆境に耐える渡辺謙さんが見ていて辛いです。
 
映画「ぐるりのこと」でぐっと評価を上げた、日本一不幸が似合う女優木村多江さんは今回も、笑ってるのに不幸そうな演技が見事にキャスティングにはまってます。

往年の名優さんたちが揃い踏み、なところは日本の企業映画にはお馴染みな感じですね~

その中に、懐かしの小島聖さんを発見しました。

日航にとってはクリティカル・ヒット(会心ではなく痛恨の一撃)この上ないでしょう。
「この作品はフィクション」といっても、御巣鷹山の名が出ている以上、「国航」は日航だと誰もが思うでしょうし(思う分には止められませんしね)。
映画化に際して日航が脅迫めいた警告文を発したのも納得の出来です。

しかし、それで日航の再建が上手くいかなくなると、ワリを食うのは、これまた真面目に働いてきた人達だと思うと、映画と同様救いがありませんね。

アフリカの描写にいささか問題を感じましたが、作りのしっかりした映画だと思います。
3時間半の覚悟を決めて挑んでください。

アフリカの夕陽はでかいですよ。

PS. 役柄からいっても、登場時間からいっても、鈴木京香さんよりも松雪泰子さんの名前が先に来るのは不思議でした。

0 件のコメント: