2010年7月18日日曜日

幸せのセラピー

というタイトルの映画のビデオ(というと古い言い方になるけど、DVDはビデオディスクなんだから、ビデオでいいじゃんということで)を観て。

映画自体は本当に下らないというか、「これで観客からお金をもらえるのか?」という感じの作品なんですけど、何となく今の自分の考えにはまったので。

単に、どんなに将来有望で、お金が儲かる可能性があるとしても、嫌なもんはイヤと言うべきで止めることが幸せに通じるってだけの話なんですけど(ナイトミュージアム2にも通じる発想ですね)。

いつも、私には願いがなくなったというようなことを書いていますが、本当は形が変わっただけなのかもしれません。

若い頃なら、正しくないことだとしても、他人に不利益を与えてしまうことが分かっていても、自分の望みを叶えるために心の力を使うことができるんですけど、年を取って周りが見えてきてしまうと、もうできないんですよね。

自分だけの幸せは、「幸せ」ではなくなってしまっているのです、いつの間にか。

なので、何かを祈ったり、願ったりしなければならない時には「全てが良くなりますように」としか言えなくなっているのです。

家族がいて、お子さんがいるとそうも言ってられないでしょうから、世の中には独り者がいて、みんなの幸せを願う必要があるのかもしれませんね。

あ、映画には全く関係なかった。
しかし、手放す勇気については考えさせられるラストでした。
愛する者のために、愛する者自身さえも手放すことは難しいですよね。

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