2022年4月26日火曜日

コピペ 安倍元首相「防衛予算を増やさないと笑いもの」蚊帳の外からの“トンデモ発言”に失笑の嵐 日刊ゲンダイDIGITAL

ロシアによるウクライナ侵攻後、安倍元首相がやたら元気だ。

あちこちに顔を出して「核共有」や敵の中枢攻撃能力の保持を主張。「防衛予算の増額を!」と訴えている。

21日も日本戦略研究フォーラム主催のシンポジウムで講演し、防衛予算をGDP比2%まで増額すべきと持論を展開した。今年度の防衛費は当初予算の5兆4000億円に補正予算を合わせた6兆1700億円だが、来年度は当初予算から6兆1700億円以上にする必要があると強調。「日本が(防衛)予算を増やさないとなったら笑いものになる」とまで言っていた。

 アベノマスクの方が笑いもの

ネット上では<誰から笑われるの?><あなた自身が世界の笑いもの><アベノマスクの方が笑いもの>と呆れる声が続出だ。

ウクライナ危機でドイツやスウェーデンも防衛費の増額を決めたが、同時に増税などによる財源も示している。アベノミクスの愚策のせいで円安を止められず、庶民生活は逼迫しているのに、防衛予算のための増税を国民に強いるのか。それで米国製の武器を爆買いしたところで、国力が落ちてしまえば意味がない。

そもそも、プーチン大統領と27回も会談して信頼関係をアピールし、「ウラジーミルと同じ未来」を見ていた安倍元首相が反省のそぶりもなく、手のひら返しでプーチン大統領を批判して、侵攻に備えた軍備を訴えるのは違和感がある。

「国民の多くは、北方領土が返ってくる見込みもないまま先に3000億円の経済協力を決めた安倍氏のロシア外交は失敗だったと感じている。その批判の矛先をそらすために、積極的に発言して目先を変えようとしているのでしょうが、逆効果です。安倍氏がロシアや軍事について語るたびにプーチン大統領との蜜月関係は何だったのかと思い出してしまうし、どんどん発言のつじつまが合わなくなっている。黙っていた方がまだマシで、焦りが裏目に出ているように見えます」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

元外務次官の竹内行夫氏も、今月刊行した著書「外交証言録 高度成長期からポスト冷戦期の外交・安全保障 国際秩序の担い手への道」で安倍外交を批判。とりわけロシアとの北方領土交渉で「2島先行返還」にかじを切ったことについて、安倍元首相は「国家主権を自ら放棄した歴史上初めての宰相」になり得ると、厳しい表現で断罪している。

どうしても防衛予算の上積みが必要というなら、ロシアに献上した3000億円も防衛費に回せばよかったのではないか。かやの外からほえるだけの安倍元首相はあまりに無責任だ。


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